税務調査最前線

 

このコーナーでは、税務調査に関する私の経験や勉強会での事例を紹介し、税務調査の対処法を皆さんにお伝えします。なお、この物語はフィクションですので登場する人物や名称は架空のものです。

 しかし、
悪質な税務署員がいたら「実名報道」します。

 

 第1話 第1章『フルーツ店の悲劇』

ある晴れた日の朝、フルーツ店の店主は、いつものように掃除を済ませ、シャッターを開けたところ、いきなり二人のスーツ姿の男が店の中に入ってきた。

 そうです、税務署員です。

 いかにも人相の悪い中年の男と、若い男の二人組です。中年の男の方が「長崎税務署、所得税担当の統括官の佐藤です。本日は、所得税の調査にお伺いしました。」と話すやいなや、若い調査官に「つり銭カゴの現金を数えろ」と大声で命令しました。

佐藤統括官はさらに、現金出納帳を店主に提出させたのでした。 若い調査官は、つり銭を数え終わり帳簿と照合していました。

すると、

「統括官。現金の残高が帳簿より2万円ほど多くなってます」と、若い調査官の声。

 「これは、どういうことなんですか。ハッキリ説明して下さい。」

一気に緊迫する店内。

このあと店主はどんな返答をするのか。

  つづく・・(次号をお楽しみに)

 

 ★今回の税務調査の対処ポイン

@普通の税務調査は、あくまで「任意の調査」であり、

 都合が悪ければ断ってよい。

A     店主の了解を得ずに勝手に調査することは違法。

B 税理士を電話で呼んで、調査官と後日のスケジュールの打ち合わせをしてもらう。

C     通常は、税理士に調査についての事前の連絡があるが、現金商売の場合、現状では事前通知がない場合がある。

D     税務調査は必ず税理士に同席してもらう。

 このショッキングな物語は、実は本当の話なのです。名前や業種、地域は変えていますが、私たちの勉強会での事例です。具体的な会話の内容は「フィクション」でありますが、税務署員の話の内容は事実なのです。

  こんなヒドイ税務署員もいることを知り、対処法をしっかり学び、お知り合いの方にも教えてあげて下さい。よろしくおねがいします。

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